学科の特色
- 担任制できめ細やかなサポート
- 1クラス30名の担任制で学生一人一人を大事にしたサポートを行っています。
また、勉強や生活、進路などの多様な悩みに対して担任だけでなく全ての専任教員が臨床での経験を活かしたアドバイスをしながら、充実した学生生活を過ごせるように支援しています。
- 段階を踏んだ授業構成
- まずは基礎的な知識を身に付けるために、講義→演習→実習と段階を踏んだ授業構成にしています。更に、現場で活躍している専門家の講義を加え、多くの実習機会を設けて実践力を磨いてゆきます。社会に求められ、貢献できる人材を育てます。
- 抜群の求人数と就職実績
- 開校以来、多くの卒業生が全国の医療機関、介護老人保健施設やデイサービスなどで活躍しています。また、地元大分で活躍している卒業生が多く、大分県内で働く作業療法士の5人に1人は本校の卒業生です。(2014.3.31現在)
- 日本作業療法士協会と世界作業療法士連盟(WFOT)の教育基準の認定取得
- 開校以来、一般社団法人日本作業療法士協会と世界作業療法士連盟より一定の水準を満たしている作業療法士養成施設として認定されています(2020年5月更新)。
- リハビリテーション教育評価機構の認定取得
- 一般社団法人リハビリテーション教育評価機構より、一定の水準を満たしている教育施設として本校理学療法士科・言語聴覚士科とともに認定されました(2020年3月)。
- 県内で唯一の障がい者スポーツ指導員資格取得認定校
- 主に初めてスポーツに参加する障害者に対し、スポーツの喜びや楽しさを重視したスポーツの導入を支援する認定資格になります。この資格によって本校理学療法士科の学生とともに大分国際車いすマラソン大会の競技補助などを行います。
取得できる資格
定員:男女共学30名修学年限:3年
- 作業療法士国家試験受験資格
- 専門士(医療専門課程)
- 初級障がい者スポーツ指導員(認定)
カリキュラムについて
本学科のカリキュラムは120単位3210時間で構成されています。1年次・2年次は学内での講義や演習が中心となります。3年次前期は約4か月間の臨床実習、後期は卒業研究やゼミ、国家試験対策となります。
- 教育学や哲学など人間教養に加え、基礎医学系科目と心と身体の機能の基礎を修得
- 疾病と障害の成り立ちを理解し、作業療法の評価・治療を通して生活障害改善の方法と戦略を修得
- 作業療法の理論を臨床の現場で検証し、科学的に思考する態度を身につける
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臨床実習
臨床実習は、医療分野では必須の教育課程です。学内で学んだ知識や技術を実践の場で身につける過程で、知識の活用の仕方や臨床での思考過程を学びます。
- 教員による臨床実習中の施設訪問
- 初めての臨床実習では学生も戸惑いを生じます。そこで臨床実習中に教員が実習施設を訪問し実習担当者や学生と面談を行い、実習状況の確認や学生の悩みを解決するなど実習支援を行います。
- 臨床実習前の模擬演習
- 臨床実習では実際に患者さんへ検査や問診を行います。スムーズな実習導入を図るため、学内で問診や検査手順を体験したり、模擬症例を通し必要な検査の抽出や治療支援のシミュレーション等を行います。
- 宿舎費用は学校が負担
- 臨床実習は自宅から通える医療機関や施設で行うことが多いのですが、学科によっては県外の先進的な施設に赴くこともあります。その場合でも実習中の宿舎の手配は学校が行うので安心です。実習費としてまとまった費用を徴収することはありません。
1年次は、作業療法という職業を理解して学習を意欲的に進めていくために、医療機関や福祉施設で見学実習を行います。2年次は、対象者を理解するために実際の場面で評価を実施します。3年次は、対象者の問題解決についての方法論を経験し実践力を養います。実習施設は身体・精神・発達・老年期障害と幅広く、実際の臨床現場で知識や技術を修得します。現在80施設を超える医療機関に実習をお願いしており、そのうち5施設で臨床実習を行います。
- 1施設目1年次3月~2週間
- 2施設目2年次9月~2週間
- 3施設目2年次3月~3週間
- 4施設目3年次5月~8週間
- 5施設目3年次7月~8週間
医療専門職では、臨床実習は必須の教育課程で、作業療法士科では2年次後期と3年次前期で段階的に実施します。
2年次
- 基礎臨床実習(3週間)
- 医療施設や介護老人保健施設などで、作業療法士として評価を行うための検査、測定などを経験し評価技術および臨床的思考の習得を目的として実習を行います。
3年次
- 総合臨床実習(16週間)
- 総合的かつ最終の実習で、対象者の主体的な生活の獲得に向けた作業療法評価過程から、基本的な治療・援助技術を習得することを目的に実習を行います。
客観的臨床能力評価試験(OSCE:Objective Structured Clinical Examination、オスキー)
従来の試験では、知識や理解力を問う認知領域の評価が中心となりがちでしたが、作業療法士科でもこのOSCEを取り入れ、技術などの精神運動領域と態度などの情意領域まで評価を行い、学内での臨床実習に向けての準備としていきたいと考えています。
専門職間連携教育(IPE:Interprofessional Education、アイピーイー)
近年、医療現場ではチーム医療や医療と介護の連携が重要視されています。作業療法士としての役割遂行だけでなく、地域を含む複数の医療・介護専門職と連携を図る能力を育むため、本校では他の平松学園の医療系専門学校と連携してIPEを実施しています。