10月17日(土)理学療法士科21期生卒業研究が行われました。
長期臨床実習終了後、短期間でよい発表となるように頑張っていました。
以下は卒業研究発表の様子と奨励賞を受賞した4名の学生からのコメントです。
研究発表直前の様子 発表中の様子
奨励賞をいただいた4名 卒業研究発表終了後、クラス全員で
■奨励賞を受賞した学生からのコメント
<橋梗塞後に遷延性意識障害を呈した症例について~意識レベルの改善と食事動作に着目して~:大間 幸希>
今回、卒業研究発表において長期臨床実習で担当させていただいた患者様の治療経験から学んだことを発表させていただきました。実習では指導者の先生方に手取り足取りご指導いただき、実習後は担当の先生や班員にアドバイスをいただき、その結果として賞をいただくことができたので、研究に携わって下さった皆様に深く感謝しています。
<急性期脳卒中患者の意識障害に対する理学療法~多様な感覚刺激を用いて~:飛田 晴華>
今回、私は長期臨床実習で担当させていただいた患者様を対象とし、意識レベルの向上を目的に様々な側面から感覚刺激を用いた理学療法を行いました。発表にあたって1か月間にわたり患者様に行ってきた治療とその考察を7分間でどのように伝えるか非常に苦労しましたが、今回指導してくださった先生や班のメンバーからのアドバイスをいただき、完成まで仕上げることができました。
結果としてこのように奨励賞をいただくことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
<冠動脈疾患患者における再発予防に着目した理学療法経験~退院後の運動療法継続に向けた運動指導書の作成~:廣戸 桃香>
長期臨床実習において、不安定狭心症を呈し、冠動脈バイパス術を施行した症例を担当させて頂きました。今回の研究では退院に向けて運動を継続していただくために運動指導書の作成を行ったためその過程で工夫したことを報告させていただきました。
今回の研究を通して再度実習について振り返ることができ、また短い時間の中で患者様のことをどう伝えればいいのかなど発表の難しさなどを学ぶことが出来ました。この経験を今後臨床に出た際に生かしていけるようにしたいと思います。
<しゃがみ込み動作と足関節背屈角度の関係:岩﨑 夏奈>
長期臨床実習において足関節背屈に可動域制限があり、足底全面接地でのしゃがみ込み動作が困難な症例を担当し、背屈角度や背屈に作用する前脛骨筋筋力がしゃがみ込み動作の可否に与える影響について研究を行いました。
測定項目・方法を設定することや実際に測定を進めていくことが大変でした。今回の研究結果から更に疑問も生じたので今後も継続して調べていきたいです。